このシステムでこだわって作った部分は徹底した部品化です。
プログラムを部品化して再利用するとかなりのカスタマイズ工数削減になります。
今までこの仕事をしてきて思うことは、
生産管理システムはカスタマイズを行うとかなり高額になるということです。
初期導入はパッケージ代が100万円であったとしても、
いろいろなところを、今行っている業務に合わせて変更すると
1,000万を超えたとかいう話はよくあることです。
(私自身は1,000万で今後の業務の効率化が進めば高い金額ではないと思っているのですが…)
この1,000万円という数値も曲者で、
A社は@100万(1カ月当たりの単価)
B社は@70万
B社の方がかなりお得と思っていても
同じ機能を作成するのにA社は1カ月、B社は2カ月となれば
断然A社の方が金額的にもお得だし、技術力もA社の方があるということになります。
部品化を行う、行わないではこの2倍の工数差は簡単につきます。
例を挙げると、よくあるのが一覧の絞り込みの項目を増やしてほしいという要望です。
例 絞込条件
通常は、コーディングが必要になりますから工数半日とか1日とか言われると思います。このシステムの場合、プロパティを設定するだけなのでそんなに大きな変更にはなりません。1時間もあったら十分です。
このように部品化はとても大切なことなのです。