品目構成を作成するためには、ほかにもいろいろなマスタを先に登録しておく必要があります。

ここではカレンダーの登録をしていきましょう。

「002_製品の構成を考える」の中で作業員A作業員Bが出てきました。作業員AとBは1日に働ける時間が異なっていました。

作業担当者に1日に割り当てられる時間

作業担当者 1日に働ける時間
作業員A

4時間

作業員B

8時間

この1日に働ける時間はカレンダーマスタや稼働時間マスタの設定でできます。

  • 稼働時間マスタ

    作業員Aはパートさんで作業員Bは正社員であったとします。

    2人は働く時間帯が違っています。

    稼働時間マスタとは、シフトを登録するみたいなものです。


    サブシステムメニューを「システム」にして「稼働時間マスタ」をクリックすると起動します。

    初期状態では、1つだけ登録しています。

    自社の基本の作業時間にあわせて変えてみましょう。


    これで作業員B(正社員)の作業時間は設定できました。

    次に作業員A(パートさん)の作業時間を設定します。


    登録後は2件データができています。


    これで、作業員A作業員Bに割り当てる稼働時間マスタは出来上がりです。

    この稼働時間マスタは、特定の日だけシフトが違う場合は、日付で変更することもできます。

    このあたりは「取説」を読んでください。

  • カレンダマスタ

    作業員A作業員Bは、雇用形態が違うので出勤日も違っているとします。

    それをカレンダーマスタに登録します。


    サブシステムメニューを「システム」にして「カレンダ一覧」をクリックすると「カレンダ一覧」が起動します。

    最初に1件だけ登録されています。これを作業員B(正社員)に割り当てるとして、作業員A(パートさん)のものを作成しましょう。


    最終行にパートさんに割り当てるコードと名称を設定して「更新」ボタンを押下します。


    一応これでそれぞれに割り当てるカレンダーができました。しかしカレンダーそのものはまだ変更していません。パートの勤務は月曜日から木曜日として設定してみましょう。

    「カレンダ一覧」のコード「002」の行をクリックします。そうすると一覧の左側に矢印が付きます。矢印がついた状態で「保守」ボタンを押下してみましょう。


    「カレンダマスタ」が立ち上がります。

    カレンダマスタで青い部分は稼働日、ピンクの部分は休日を意味しています。

    (初期値は土曜日と日曜日を休日にしています)

    また、赤枠はその日付が選択されていることを示しています。


    パートさんの作業日は月曜日~木曜日ということなので金曜日を休日にしていきます。

    表示された月の金曜日を指定(数値の部分をクリック)してください。日付のまわりが赤色に変わり選択状態になります。右ボタンをクリックするとメニューが起動します。


    メニューには、稼働日・休日のチェックが付いています。「休日」をクリックすると指定された日付の色がピンク色に変わります。すべての金曜日を休日に設定してください。設定ができたら更新ボタンを押下します。


    これで1ヶ月分の変更ができました。次月のボタンを押下して半年分くらいの変更を行ってください。

    ようやくこれで、作業員Aと作業員Bに割り当てる稼働時間とカレンダーが出来上がりました。

    では、設備マスタを登録していきましょう。

    004_設備マスタを登録する

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