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マスタ入力には順番がある
マスタを入力するには順序があります。例えば最初に品目マスタ(工程構成や部品構成を含む)を登録しようとすると工程マスタや設備マスタ、取引先マスタなどさまざまなマスタが必要になってきます。なので極力関連がないマスタから入力していくと行き戻りがなくスムーズに入力できます。
サブシステム「システム」のマスタから登録
最初は、サブシステムの「システム」メニューにあるマスタから登録していきます。(この登録は基本管理者が行います)基本情報設定・拠点マスタ・工場マスタ・カレンダー・稼働時間マスタ・締日マスタが対象となります。ただこれらのマスタは基本的に初期値をして最低限のデータが登録されています。データを確認し、必要な部分を修正していく作業となります。
サブシステム「マスタ保守」のマスタの登録
次にサブシステムの「マスタ保守」メニューにあるマスタを登録していきます。
販売単価グループマスタ
販売単価を設定する時に、1社ごとに価格を設定することは大変な作業となるのである程度、まとまったグループを作成し、そのグループ毎に販売単価を設定するためのマスタです。一社毎に設定する場合などは不必要なマスタとなります。
販売掛率グループマスタ
販売単価を設定する時に、基準となる単価からどれだけ値引くかを設定するマスタです。
取引先マスタ
取引先マスタは3つの区分「得意先」「仕入先」「納品先」が存在します。「納品先」は「得意先」が必要になってくるので、最初に登録していくのは「得意先」「仕入先」が良いでしょう。また、得意先の中でも、「請求先」が同じであるとか仕入先でも「支払先」が同じである場合は、その親となる「請求先」「支払先」を先に登録してください。
部門マスタ
部門マスタは、親子関係を持てるようになっています。なので親の部門から登録していきます。ただし、この生産管理システムではあまり重要なマスタではありません。部門に親を追加したとしても、合算で集計するようなところは現在のところありません。
加工費目マスタ・材料費目マスタ
原価計算を行う時に必要なマスタです。原価計算を使用しない方は必要ありません。
リソースグループマスタ
リソース(設備や担当者)に対して、1つずつカレンダーや稼働時間を設定していくのは大変な作業です。そこで設備マスタや担当者マスタを登録しやすいように、リソースをグループ化するマスタです。
担当者マスタ
担当者は、受注の担当者や作業実績の登録者としてだけでなく、リソースとして工程構成マスタでも使用されます。工程構成マスタよりも先に登録しておく必要があります。
設備マスタ
担当者マスタと同様に工程構成マスタで使用されます。
倉庫マスタ
倉庫には、区分があります。その中で「外注倉庫」「預り倉庫」は、それぞれ「仕入先」「得意先」を必要とします。先に取引先マスタを登録しておく必要があります。倉庫マスタはシステム導入時に「001 資材倉庫」のデータが1件登録されています。これは拠点マスタの主倉庫として登録されています。「001 資材倉庫」を削除したい場合、他の倉庫を追加しこのコードを拠点マスタに設定した上で削除してください。
品目分類マスタ
品目を区分分けするマスタです。品目マスタで使用されます。
品目マスタ・工程構成マスタ・部品構成マスタ
最後に登録するマスタかつ最も重要なマスタです。